20.7.07

娘の結婚式

7月13日

大学の友人の結婚式に参加してきました、しかも、父親代わり&証人として。確かに娘を持つのは夢だったけど、なんか複雑。

彼女は、中国上海出身で、高校からイギリスに来て、大学院まで一人で暮らしてきました。大学はLSEで、科学経営学を学んで来たようです。まだ若いので すがとてもしっかりしていて、頭もよく、行動力も抜群のいいやつです。彼とは、去年の冬休みのスイス旅行で知り合ったようです。彼女から声をかけたようで す。そして、出会ってから一週間後には、スイスの彼の実家に1週間ほど泊まりに行き、すっかり家族とも仲良くなっていたという驚くべき行動力。その後、彼もロン ドンに来て彼女と同棲し、仕事を見つけ、そして、7ヶ月後の今日、結婚に至ったというわけです。なかなか危なっかしいですが、まあ、これもありかなと思わせるすが すがしいカップルです。そういえば、まだ彼と知り合う前、彼女と飲みに行ったとき、「お互いによく理解するためには、少しぐらい結婚前に同棲したほうがいいよ」と推薦してしまったなぁ。少し責任があるかも。

イギリスの結婚式は、大きく二種類あって、civil weddingとchurch wedding。いわゆる人前結婚式と教会結婚式。今回は、前者のcivil weddingです。civil weddingは、カウンシル(役場)の中で行われます。日本の役場では、事務的な登録だけですが、イギリスでは、式場が隣に設けられており、そこで結婚式が行われます。進行は教会式に近く、神父さんのような役割の係員が来て、誓いの言葉、指輪の交換、二人および証人のサインで行われます。時間にして、約30分です。

私は、父親兼証人として参加です。父親役と聞いていて、新婦と腕を組んでヴァージンロードを歩くのかぁ... 本当に娘持ったら寂しいだろうなぁ、と勝手に思いにふけっていたのですが、教会式ではないので、そういうイベントはありませんでした。がっかり。

今回、一番困ったのが、服装やお祝いなどの結婚式の習慣にかかわるものでした。イギリスの結婚式の習慣もいまいちわからず、しかも新婦は中国出身、新郎はスイス出身と来た日には、はっきりいって正解などあるはずがありません。もう常識にまかせるしかありません。

ちなみに、私は、タキシード+ストレートタイで参加しました。スーツやドレスでの参加が多かったのですが、なんと新郎のお母さん、デニムのスイス民族衣装のような格好で参加してました。弟も、すっかり普段着。新婦の家族は来てないし。後で話しを聞くと、この後、中国でも式をして、さらにスイスでも式をするようです。今回は、友人向けの挙式兼パーティのようです。でもデニムは....

お祝いは、チェックにしました。式に参加した別の中国人もそうするというので、あわせました。イギリスの習慣では、あまりお金のお祝いは一般的ではなく、カップルがほしいプレゼントをwedding listという形で、参加者に配布して、各参加者がその中から一つ選んでプレゼントするというものです。最近は、オンラインでプレゼントの申し込みができるようです。実に合理的なのですが、イギリス人いわく、そのリストには、10ポンド程度のものから100ポンド程度のものまでいろいろとあり、早くプレゼントを選ばないと、高額プレゼントを選ばされるはめになると、ぼやいてました。ちなみに、中国人にお祝いをするときは、日本のご祝儀袋に入れて渡すと、失礼にあたるので注意したほうがいいです。中国では、お祝い事には赤い封筒を使い、お葬式などに白い封筒を使うからです。

式の後は、中華街で簡単なパーティをしてお開き。友人とカジノのちょっと寄って帰宅となりました。

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