21.9.08

卒業式&ロンドン旅行

9月2日〜7日

大学院の卒業式に参加するために約11ヶ月ぶりにロンドンにかえってきました。
前回に渡英に比べて、もう一人増え5人です。まだ5ヶ月なので大変かなと思ったのですが、バシネットシートがもらえたのと、飛行中おとなしく寝てくれたのとで割と楽でした。


卒業式にはチビは参加できないので、どうしようかと考えていたのですが、ロンドン時代の子供&妻の友人の方が面倒を見てくださり、なんとかチビを除く家族4人で参加することができました。本当に感謝です。

UCLの卒業式は、修論提出後約11ヶ月後ということもあり、あまり参加率はよくありませんでした。卒業生全体の1/3〜1/4といったところでしょうか。それでも卒業生の数はものすごく多いので、計11日に渡って、しかも各日2,3回セレモニが行われるようです。


卒業式には卒業生の家族が大勢来ており、中には数十人で駆けつけている家族もいました。海外からの留学生が多いので、家族も国際色豊かな感じでした。

卒業式は、学長や学部長などの挨拶の後、卒業生一人一人が壇上に呼ばれ、学部長と握手するという流れで行われました。


その後、立食のパーティがあり、それと同時にプロの写真屋による撮影があります。そのときチビの機嫌が悪く、泣き顔のままの家族写真となってしまいました。



その後、私が専攻していた技術経営大学院だけのパーティがあり、家族もつれて参加してきました。みんなちゃんとした会社でしごとしてました。


次の日は、ホテルの近くのいつも行っていたショッピングセンターにちょっと寄った後、お気に入りだったハムステッドヒースに行きました。あいにくの天気でしたが、それでも相変わらず気持ちのいい空間でした。


その後、子供たちの通っていた小学校にアポなしで行きました。昔の友達や先生はとても驚き、そして喜んでくれました。次に、私と妻が通っていた英会話学校に行き、先生のスコットや相変わらず冗談好きのダンカンとも少し話してきました。最後は、子供たち含め在英中にはとてもお世話になったご家族のところにおじゃまさせていただき、夜遅くまでいろいろとお話させていただき楽しい時間を過ごさせてもらいました。


次の日は、車で一日ドライブしてました。というか車から出れませんでした。朝から雨だったのですが、ドライブしてたら晴れると思い、ポーツマス付近のワイ島目指して車を2,3時間走らせました。ワイ島に行くフェリー乗り場に着けども雨が止む気配がなかったので、島に渡ることをあきらめ、そこからさらに2,3時間のところにあるイーストボーンに行き先を変更。しかしここでも雨は止むことなく、折角の大自然の堪能は中途半端に終わりました。ロンドンへの帰りは大渋滞だったし....でも、夜はお気に入りだったケバブを堪能できたので幸せでした。


その次の日は、昔住んでた家をちょっと見に行き、その後、子供たちが通っていた日本人補習学校に行きました。子供たちも昔の友達にあって懐かしんでいました。


そして最後の観光に、ロンドンブリッジ付近にあるバラマーケットに行き、お肉、シャンパン、チーズなどを堪能してきました。その後、夕方から卒業式でもお世話になった妻の友人の家族とイーストフィンチェリーのレストランでお食事をし(なんとおごってもらい)、そのままその方のお宅にお邪魔して、またまた夜遅くまでおしゃべりしてました。子供たちは、その日、そのまま泊まらせていただきました。すごく楽しそうでした。


あっという間の5日間でしたが、一年前にはいなかったチビを連れての楽しく懐かしい旅でした。仕事の忙しさや旅費(燃料サーチャージ)のあまりの高さに、一時は旅行中止も考えましたが、やっぱり来てよかったですね。


はい、終わり。今度は駐在かなにかで行きたいですね。
次は、ロンドンオリンピックのころかな

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23.3.08

New Family


3月15日新しい家族が増えました。

ロンドンにいるときに宿り、デンマーク、ベルギー、スコットランド、日本と長い旅をした後、本日無事に生まれました。生まれる前に既に地球一周分ぐらいしてます。

2950グラムの健康な男の子でした。三男です。上の子とは大分間があいているので、久しぶりに見る赤ちゃんはとてもかわいいです。

名前は、「音之(おとゆき)」です。

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8.3.08

卒業証書


先日、卒業証書と卒業式の案内が来ました。

卒業式は9月3日。なんと大学院が修了してから約一年後という遅さ。イギリスの大学のほとんどは、9月に大学院が修了し、12月から3月ぐらいには卒業式があるのですが、ロンドン大学UCLは、異例の遅さのようです。

ちなみに、参加費は、本人£15、ゲスト£25。子供は5才以上であれば参加できるようです。

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5.1.08

Master with Distinction

先日、大学院の最終成績が発表され、無事卒業できることが決定しました。ロンドン大学より「技術経営学修士号」が与えられる予定です。成績は、学期中の課題や筆記試験の結果と、修士論文の結果との総合評価で出されます。修士論文は、大学外の審査官も評価者となり、イギリス全体の成績のばらつきをなくすようにしているようです。

で、結果は、「Master with Distinction」という学位をいただきました。このwith Distinctionは、各成績&総合成績が70%を超える学生に与えられる称号で、だいたい上位5%ぐらいだと言われてます。会社から学費、住居費、給与をもらっての身ですから、なんとかDistinctionぐらい取らないとかっこつかないと思っていたのですが、とれて本当によかったです。

今年の9月に卒業式があるのですが、なんとか参加したいものですね。

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2.10.07

帰国

9月30日
帰国日当日

飛行機の出発時間19時まで,時間があったので,テートモダン美術館に最後の観光に行きました.よく分からない現代美術のせいか,引越し準備のせいか,みんな疲れていたので,さらっと見学した後,昼食を美術館でとり,空港へと向かいました.昼食のとき見かけたのが,FREE BEERという面白いビール.ソフトウェアに,オープンソースといって,ソースコードを無料で公開し,誰でも見たり改造したりすることができる権利をもつソフトウェアというのがあります.ただし,このオープンソースを使って改造した場合には,その改造分も含めて,無料で公開しないといけません.このFREE BEERもこのオープンソースの仕組みを採用したものです.レシピが公開されていて誰でも作ったり,これをベースに新しいビールを製造することが許されています.しかし,その場合には,新しいレシピも公開しないといけません.


ホテルに預けていた荷物を取り,ヒースロー空港に地下鉄で向かいました.チケットは,正規片道エコノミーチケットで,会社が購入してくれてました.正規料金の場合,プレミアムエコノミーというビジネスクラスに近いエコノミーを使うことができます.しかし,幸運なことに,ビジネスクラスが空いていたので,アップグレードしてくれました.


残念ながら,出発まであまり時間がなかったため,ヒースローのANAラウンジも使うことも,買い物を楽しむこともなく,飛行機に乗り込みました.最近のビジネスクラスは,さらにグレードがアップしていて驚きました.まず,シートがほぼフルフラットになり,ベットのようになります.さらにマッサージ機能までついています.食事もおいしく,なによりフライトアテンダントの方の丁寧かつ的確なサービスにJapan qualityを再認識しました.隣で,ちっさいくせにビジネスクラスに驚きや喜びをあらわすことなく,シートをフルフラットにして,すやすや寝ている子供たちを,俺でさえ,いまでも,普通の海外出張のときはエコノミー(しかもPEX)なのにー,とか,俺がこのくらいの年のときには,国鉄(古!)の特等席さえ乗ったことないのにとか,思いながら見てました.会社さん,ありがとう.

エコノミー(特に,他人に挟まれた三列シートの真ん中のときなど)のときは,死ぬほど長く感じるフライトも,フルフラットでゆっくり眠れたためか,あっという間に到着しました.貧乏症なのか,なぜか長く寝てしまって損をしたような気がしました.

到着後,日本人専用の入国審査レーンに並んだとき,構内アナウンスが日本語で,くっきりはっきり聞こえたとき,サウナのような湿度を感じたとき,売店の缶コーヒーを見たとき,ペコペコ頭を下げて別れの挨拶をしている団体を見たとき,日本に帰ってきたなと実感できました.

私の車(シトロエン)で迎えに来てくれた兄と一緒に葉山の自宅まで高速で帰りました.それにしても,改めて思いましたが,高速料金が高いですね.ロンドンは物価高ですが,高速料金は無料でした.途中SOHがトイレに行きたいというので,高速を降り,近くのコンビニへよりました.久しぶりのコンビニはピカピカしてました.あの小さいに店舗に,あれだけ豊富な品揃え,ロンドンでは到底まねできないでしょう.

そうこうしているうちに,だんだん,自宅が近づいてきて,なつかしい風景が目に入ってきました.逗子のインターを過ぎ,逗葉道路を抜け,うりゅう館(焼肉屋)の看板を見ながらニヤニヤし,長井交差点を左折し,渡英前にあったレストランやバーなどがつぶれてないのを確認し(葉山は回転が早い),渡英前から大好きだった蕎麦屋「もり兵衛」に寄って,夕食をいただきました.そこで食べたシラス大根,枝豆,もりそばは,最高でした.

こうして長旅も終わり,無事,自宅に到着しました.車を降りると,懐かしい海の匂いがじめじめした湿気の中に少し漂ってました.

日本に帰ると,もっと懐かしいものかなと思ってましたが,1年ぐらいでは,そんなに懐かしい!というものではなく,時差ボケも手伝ってか,なんだか不思議な感覚です.とくに,お店や町村役場などに行って知らない店員や役場の人と話すと,当たり前ですが,向こうはこっちが帰国したばっかりなど知らず,普通に話すので,ずっと日本にいたかのような感覚になります.「ロンドンで生活してたよな?」みたいな感覚です.

ただ,翌日の午後,近所の子供たちが学校から帰ってきて,SOHとHARUを見つけたとき,ものすごく驚き,次の瞬間にものすごく喜んで,「お帰り!!」と言いながら,みんなでワイワイガヤガヤハイテンションで駆けずり回っているのを見ると,あぁ,帰ってきたんだなと実感しました.本当に,田舎の近所付き合いっていいですね,こうやって帰国を楽しみにしてくれている人がいるので.

家族四人にとって,この一年は,苦労が多かったけど,本当に充実した一年だったと思います.私も久しぶりの勉強と,国際的な環境の下で,苦労も収穫も想像を超えるほど経験しましたが,やはり,わけもわからず,私の都合でロンドンに連れてこられた子供たちは,もっと大変だったと思います.でも,本当に貴重すぎる経験をしたことでしょう.あの国際的な環境で,いろんなものを「見てしまった」彼らは,これからどういう価値観・将来感をもっていくか楽しみです.

ステレオタイプ的なイメージとはまったく異なり,とにかくすばらしい街でしたロンドンは.できれば,来年私の卒業式で戻ってきたいと思います.少なくともオリンピックには行きたいですね.

ロンドンに残っているみなさんのご健康をお祈りしています.

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30.9.07

帰国1日前

9月29日
帰国1日前

家のクリーニング後は基本的には住むことができないので,昨夜は家の近くのホテルに一泊しました.そのホテルまで,子供たちの友達がお別れの挨拶に来てくれました.在英7,8年のベテランの家族の方で,いろいろと助けていただきました.


その後,インベントリーチェックのために,家に戻りました.インベントリーチェックでは,大家さん,インベントリチェック専門の業者,不動産屋を交えて,家の備品の数や状態をのチェックします.幸い,大きな問題もなく,おそらく無事保証金が戻ってくるでしょう.大家さんもとてもいい人で,何も問題がなく快適に過ごせたいい家でした.

その後,本日宿泊するケンジントンにあるホテルにチェックインし荷物を預け,すぐさま,車を知り合いに引渡しに行きました.これで,すべてが完了しました.

本日の締めくくりは,きょうまで果たせなかった子供たちとの約束であるライオンキングのミュージカルです.コベントガーデンで早めの夕食やショッピングを楽しんだ後,シアターに行きました.7時半スタートで,10時すぎまでありましたが,よくできていたため,子供たちは興奮しっぱなしでした.


帰りは,子供たち念願のタクシーにのって,コベントガーデンからケンジントンのホテルまで行きました.このルートは,テムズ川,ロンドンアイ,ビックベン,トラファルガー広場,バッキンガム宮殿,ハロッズ,ナショナルミュージアム,と観光名所を通るいいルートでした.
テムズ川
ナショナルミュージアム

明日は,とうとう帰国日です.

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帰国2日前

9月28日
帰国2日前

本日は,クリーニングの日です.ロンドンでは,慣習として,家を返却する前にプロフェッショナルクリーニングをする必要があるようです.大体400-500ポンドします.不動産屋推薦で実績のある(らしい)クリーニング屋に依頼しました.クリーニング後は住むことができないので,帰国までホテル住まいになります.

朝10 時になっても,業者がこないので,妻が電話すると,もうすぐ行きますとのこと.しかし,20分後に現れたのは,たった1人だけ.なんか忘れてたっぽい.電 話で人を集めているような感じでした.英語でもないので,よくわかりませんでした.数時間後,ようやく4人体制になってました.何時に終わることやら.結局夜の11時ごろまでかかってたようです.一応,問題なく終わってました.

そ の後,子供たちの最後の授業に出向きました.妻がクラスのみんなの前で感謝の気持ちとお別れの挨拶をして,手紙やプレゼントを渡しました.外国から来た英 語のまったくわからない日本の子供にこれだけあたかかくしてくれて,感謝の気持ちでいっぱいでした.ロンドンの先生や子供たちの懐の深さには,本当に恐れ 入ります.このような感覚を肌で感じ取った息子たちも,日本の学校に外国の子供たちが転校してきたら,きっとやさしく助けることができる子供になっている でしょう.






その後,同じ小学校のいつもお世話になっている日本人のご家庭にお呼ばれして,とてもおいしい食事をご馳走になりました.子供たちは,遊んでいるときは,楽しかったのでしょうが,帰る時間が近づくと,寂しさを我慢できなくなったのか,泣き出したり,ぐずったりしました.彼らもこの一年間,ものすごいストレスを感じながらも,ようやく慣れて,次から次へと新しい経験をし,楽しくなってきたところでの帰国ですから,残酷といえば残酷ですね.きっと,大人には想像できないぐらい複雑な気持ちなんでしょうね.わが子ながらとても誇りに思います.

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帰国3日前

9月27日
帰国3日前

イギリス免許に切り替えたときに提出して取り上げられていた日本の免許証を取りに日本領事館に行きました.ぎりぎりで返ってきてよかった.

その後,子供たちのお迎えまで時間があったので,Camden Townを散策しました.目的は,以前に目をつけていた変な日本語が書かれた古着Tシャツを購入するためでした.しかし残念ながら,それらの古着ショップが改装で閉まってました.

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26.9.07

最後のフットボール

9月26日

子供たちが通っていたフットボールクラブも最後の日となりました.コーチもみんないい人で,子供たちもすっかりサッカー好きになりました.Haruは家に帰るなり号泣.Sohは,ケロッとしてましたが,よく見るとちょっと涙を浮かべてました.やっぱり寂しいようです.



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引越し 完了

9月26日

引越しが完了しました.すっかりガランガランになって一年前の入居のときのようです.タイミング悪く,ふとんを送ってしまったのに,今日はとても冷え込んでます.もともとある大家さんの掛け布団だけでは少し寒そう.と思っていたら,妻の友人がふとんを貸してくれると申し出てくれました.別の妻の友人は,引越しの時におにぎりを差し入れてくれました.みんな優しい人が多いです.

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ひまわり

子供たちがTerm 1の間小学校で育て,その後我が家の庭に移ってきたひまわりがやっと咲きました.ときには,リスのジャンプ攻撃,寒い夏や強い風などにも耐えながら,すでに茎はぐにゃぐにゃに曲がってきていたのですが,支え棒のおかげて,なんとか帰国に間に合いました.

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引越し 子供たちの作ったもの 捨てれないけど...

9月25日

引越しの準備で一番困るのが子供たちの物.工作好きの片付け下手である息子たちは,次から次へと作品を作るのはいいのですが,ちゃんと片付けることもできず,ごみのようにたまっていく一方です.捨てればいいのですが,親心として少しもったいないような気もします.

ごみは増やしたくないが,思い出も捨てたくないという場合,写真に撮ってから捨てる人も多いのではないでしょうか.ということで我が家もそうします.ポケモンのキャラクターは,色紙とセロハンテープだけで作りあげているようです.

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