5.3.07

London Technology Summit

2月23日

大学の授業をサボって、LBSで開催されるConnext07というカンファレンスに参加してきました。LBSが主催の小規模なもので、将来(2017)における技術とビジネスに関するカンファレンスです。数件の招待講演(BT, Google, etc)といくつかのパネルで構成されてます。

BTの招待講演は、講演者の役者ぶり以外には見るべきところなし。一般的な将来技術の紹介にとどまった。しかもBTとはまったく関係なし。しかしその役者ぶりは、ものすごい。なんて表現したらいいか...イタリアのオペラ歌手? しかし、以前、研究開発で名をはせていた、BTですが、研究開発をかなり縮小させ、投資に走るなど、最近ではすっかり衰退ぎみです。リストラクチャリングなどによる効果が限界に近づき、景気の回復とあいまって、市場が企業の成長性、すなわちイノベーションの潜在的能力をかなり重要視する傾向があります。BTも一度失った研究開発の再生にやっきになっているかもしれません。

Googleの講演は、逆に役者不足。中身もいまいち(というよりも保守的)。急拡大するGoogleですが、会社として、あきらかに大企業的つまらなさが拡大してきる予感を感じさせる講演でした。

あと、パネルは、いくつかにトピックごとに分かれていて、"Relating panel" (SNSなどの将来を語る)、"Paying Panel"(電子マネーなど将来の決済を語る)などがありました。Paying panelでは、NTT DoCoMo Europeの方がPanelの一人として参加、おサイフケータイ(e-wallet)の紹介をしてました。

これまで、私が参加するカンファレンスは、技術者ばりばりの会議ばかりでしたが、今回のようにビジネスパーソンがメインの会議は、質問の観点など角度も違い勉強になります。ただ、技術的な知識が浅く誤解している方も多いようにも思えました。セキュリティなど。こうやって技術が間違って導入されるのだろうなと思う場面もありました。ビジネスパーソンは、技術の詳細を知る必要はありませんが、肝心なところをちゃんと理解してないと"足元すくわれる"ということが多々あります。

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