10.5.07

試験勉強

試験が終わったのですが、今回の試験勉強方法を紹介。

昔、大学で受けた最後の試験から16年ぐらいたっていたので、勘が戻るかどうか心配してましたが、社会人になってからのコツというか計画性というか、そういうものが役立って効率がよくなったように思います。昔はもっと盲目的に無駄に勉強していたような気がします。

留学前は、試験の内容そのものや、英語での執筆など漠然とした不安も多いものですが、きちんと講義を受け、内容を理解し、過去の問題などから傾向をつかみ、自分の足りないところを洗い出し、それらをスケジュールに落とし込めれさえすれば、やるべきことがはっきりし、安心して勉強に集中できるものです。ここまで来れば後は実行のみです。そこで、限られた期間で最大の成果を発揮するための分析&戦略策定が何よりも重要になってくると思います(もちろん、実行能力があるという前提で)。孫子の言葉「敵を知り己を知らば百戦して危うからず」です。

で、今回は、勉強計画策定に各科目につき丸2日間づつを割きました。3科目あったので計画を作るだけに1週間を使いましたが、正しい計画を作るためには、講義内容や過去の問題の分析を必要としますので、これぐらいは必要です。ここで、急いでラフな計画を作ると、無駄と不安の多い勉強に苦しむことになります。こういう計画の重要性は、やはり仕事で学んだものが多いように思います。たとえば、ソフトウェア開発の仕事では、実際のコーディングなんかより、プロジェクト計画や仕様書の策定に相当の時間と頭を使いますし、このフェーズをうまく行うと後がとても楽になります。また、研究プロジェクトも同様で、研究計画段階の成否が、研究そのものの成否に大きく影響することが多いです。

ちなみに、私の不安は以下の3つでした。
1. 内容
2. 英語
3. ボールペンのハンドライティング(疲れ&修正)
計画を作る際には、これらを解消できるようにしないといけません。そのため、講義内容に勉強、過去の試験の実施、問題の予想とその解答の作成といった、試験内容そのものに関するものだけでなく、英語ライティングのスキル、使える英単語の洗い出し、さらには、ボールペンライティングのスキルも同時に身につくように、計画を工夫しました。

いい計画、すなわち信用できる計画ができると、安心して実行だけに集中できます。また、仕事の場合は、常に外部からの影響により計画の見直しを必要とするので、実行だけに集中すると、「ここはどこ?」みたいな結果になってしまうこともありますが、試験勉強では外部からの影響が皆無なためとても楽です。

結局、3月後半から試験勉強を開始し、途中二泊三日で湖水地方旅行に行ったのを除けば、一ヶ月フルで一日15時間ぐらいは勉強していたでしょう。ただ、体力を維持することも忘れてはいけないので、毎日、1時間近くは散歩をするようにしてました。近くのゴルフコースの美しい脇道が、いつもの散歩コースですが、そこを子供と一緒に散歩したり、好きな音楽を聴きながら散歩したりすると、とてもいい気分転換になりましたし、実際、疲れにくくなったようにも思います。

これが、人生最後の試験勉強かも...

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