Dissertation
8月15日
9月17日提出期限のDissertation (修士論文)の1 st draftが完成しました。160ページ、18000 words、量的にはなかなかの超大作。約90%の完成度なのですが、論文の類は、ここを超えたあたりから漸近的にしか100%に近づかないので、これから時間と手間がかかります。つぶしの作業が目白押しです。
Dissertationはビジネスプランの執筆なのですが、私がこれまで多く書いてきた一箇所を深堀する科学系論文と違い、さまざまな要素(ニーズ、マーケット、競争状況、ビジネスモデル、技術、ファイナンス、組織、戦略、リスクなど)に対して、包括的にバランスよく検討し、そして時折アクセントとして中程度の深さの分析を交えながら、組み立てていかないといけません。起承転結にまとめられた直線的な文章ではなく、メッシュ型ネットワークのような文章構成をとる必要がありますので、多くの複雑に絡む要素を交えながらも、読む人を混乱させることないシンプルな構成を維持するよう勤めないと、要素の複雑さに負けてしまう文章となって、説得力を欠いてしまう恐れがあります。これは、仕様書、特にソフトウェアの設計仕様書や標準化仕様書に極めて似ているかもしれません。仕様書の執筆もかなり経験はあるので、その点では役立ったかもしれません。(仕様書は、階層化の概念もあるので、さらに複雑ですが...)
今回、ビジネスプランを作成してみて、分かりました。やはり研究者や技術者が片手間で作成するようなものではないですね、これは。選任の起業家が1,2ヶ月没頭して設計しないといいものはできません。今回の検討は、かなりいい勉強になったので、会社に帰ってからも有効に活用できそうです。
Dissertationはおいておいて、今日とてもいいことがありました、桁違いに。これから、まだまだ楽しめそうです。
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