IKEA in London
IKEAに行ってきました。日本の船橋店にはとうとういけなかったので、これがはじめてのIKEAになります。安さとデザインの良さ、規模に圧倒されました。あれだけ安いのに、あまりチープさを感じさせません。たとえば、この子供用テーブルは£24(5000円)です。(ちなみに、このテーブルを以前IKEAが日本に来る前に個人輸入ショップから購入したことがあるのですが、そのときは確か10000円以上しました...)
IKEAは今急速に成長してますが、お店に行ってななとなく分かるような気がしました。もちろんデザインの良さと安さが武器ですが、安くするための工夫が徹底的に実施されてます。たとえば、小物を除いてほとんどの商品は自分で組み立てるようになってますので製造費を削減できます。また、気に入った商品は、自分で倉庫コーナから持ってくるシステムですので、人件費も削減できます。日本でも昔はダイクマ、今はCOSTCOなど倉庫売り商法は人気ですが、IKEAはインテリアを扱っているので、ああいう下品な売り方では折角の商品がチープに見えて誰も買ってくれません。そこでIKEAでは展示スペースと倉庫スペースを分離しています。展示コーナは美しくディスプレイし、客の購買欲を高めます。客はそこで気に入った商品のチェックだけをし、最後に倉庫コーナに行って商品を自分とります。インテリアショップとディスカウントショップのいいところどりといった感じでしょうか。
また、展示スペース内にフードコーナがあるのですが、そこでは商品の購入前に利用できます。買物の途中で一息できるのでとてもいいです。さらに、店内のサービスも子供を飽きさせないようにする工夫も随所に見られ、親が買物に集中できるように工夫されてます。店員が少ない分の不満をこうした工夫で補えているのかもしれません。当然、休憩によって客の体力を回復させ、子供がぐずらない分、親を買物に集中させることによって、客単価を増やすという効果も狙っているのでしょう。なかなかおもしろい企業です。店舗だけでもかなり工夫されてますが、製造、流通なども見るとさまざまな工夫がされていることでしょう。時間があればIKEAについて調べて見たいと思います。
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