3.9.06

小旅行 ブライトン

9月に入り、イギリスはすっかり秋の雰囲気です。これから長く暗い冬を迎える前に是非行っておきたい場所がありました。ブライトンです。イギリス最大の海辺のリゾート地です。我が家のあるロンドン北西部からは車で2時間弱といった距離です。朝9時半ごろに出発しました。途中のヒースロー空港を過ぎたあたりからは、広大な牧草地が延々とつづくすばらしい風景が目を楽しませてくれます。本日は残念ながら小雨交じりのロンドン日和だったのですが、天気のいい日は、それは気持ちがいいことでしょう。一昨年いった北海道を想わせる風景です。途中、ドライブインで休憩を取りました。海外で初めてのドライブインだったので、何か違うかなと、わくわくしながら行ったのですが、日本とまったく同じでした。

まず、向かったのはブライトン・ピアと呼ばれる、桟橋上に立てられた娯楽施設です。桟橋といっても長さ500メートルにも及びます。その上にレストラン、ゲームセンター、小さな遊園地がありますが、あまり楽しいものではありません。もともとはビクトリア時代に作られ、その後1899年に拡大され現在の形になったようです。そのときは、コンサートホールなど大人の社交場として利用されていたようですが、現在は単なる観光センターっぽくなってます。

次に、向かったのはロイヤル・パビリオンでジョージ四世が皇太子時代に作らせた夏の離宮のようです。入場料を払えば、中を見学することができます。インド風の外観とは異なり、内装は中国風で、その豪華絢爛ぶりには圧倒されました。残念ながら内部は写真撮影禁止だったので、写真はありませんが、ここのサイトで少し見ることができます。

その後、宮殿近くにあるザ・レーンズ(小洒落たカフェやショップが並ぶストリート)を散策し、その後、車ですぐの距離にあるブライトン・マリーナに向かいました。ここはマリーナ、ショッピングセンター、映画館、ボーリング場、レストランが並ぶ巨大な複合施設です。あまり時間もなかったので、軽く食事をして帰ることにしました。

大学院進学先候補のひとつであったSussex大学 SPRU研究センターが近くにあったので、帰り道立ち寄ってみることにしました。とても緑の多いすばらしい環境の中にある、いわゆるキャンパスといった感じで、勉学に集中するにはとてもいい大学のようです。ただ、想像以上に周りに何もなく、ちょっと刺激に欠くかもしれません。また、ロンドン大学のような歴史ある建物なども少ないので、英国の大学という雰囲気を楽しむには少し物足りないかもしれません。もし、Sussex大学を選んでいたら、この辺りに住んで、今とまったく違う生活をしていたかもしれません。

とにかく、車で2時間でいけるブライトンは、とても魅力的な場所です。日本で住んでいた葉山や湘南に近い雰囲気があります。今年はタイムアウトとなってしまいましたが、来年の夏は是非、海水浴やカヤックを楽しんでみたいものです。

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日本人補習学校

子供たちの日本人補習学校が昨日の土曜から始まりました。近所の小学校を間借りして行われます。とても緑も多く、さらに建物も新しくてきれいな学校です。朝9:30から授業が始まり、40分授業が3時間目まであります。我が家は、9:20ごろ学校に到着し、子供たちを教室に連れて行きました。授業は始まっていないはずですが、ほとんどの子供たちは机に座って勉強をしてました。まだ、先生は教室におらず、黒板に「うつしまる 1ページをれんしゅう」とだけ書かれているだけでした。「うつしまる」というのは平仮名学習ドリルです。みんな、これを見て自習しているのです。さすがの○之介(ひょうきんもの)も周りの雰囲気に圧倒されたのか、だまってドリルをしていました。決して、おとなしいすぎるという変な感じではなく、上品な感じでした。

また、本日は、古本セールデーと呼ばれるイベントも行われていました。このイベントは、日本人家族が寄贈していった本を販売し、その収益を学校の運営に活用するために行われています。親は、子供たちが授業を受けている間、このイベントに参加し、本を購入したり、お話をしたりしています。妻もサマーキャンプのときに知り合った人と話たり、現地校の入学についていろいろと情報を仕入れたりしてました。

子供たちの授業が終わったので、教室まで子供を迎えに行きました。先生に子供の様子を少し尋ねたところ、「ちょっと本読みがたどたどしいですね...」との指摘がありました。周りの子は、ロンドン在住で、この日本人学校でしか国語を習ってません。一方、うちの子はつい最近までフルタイムの小学校で国語を習ってました。□之介、なぜ負けるんだLondonerに!!。○之介の方は、「人見知りしないですね...」ですって。

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