13.10.06

授業第二週目終了

大学院の授業の第二週が終わりました。課題をこなすという意味では最初の週です。課題は、ケーススタディが3本、グループワークが2本、リーディングが200ページなどでした。

ケーススタディというのは、企業を紹介する論文を読み、いくつかの質問について事前に検討し、その結果を授業で議論するというものです。今回のケーススタディの一つはYahooでしたが、質問は、"Yahooの起業時にとりうる資金調達方法をあげ、比較評価せよ"とか、"技術、チーム、ファイナンス、マーケティングのうち、最も大きなリスクは何か"といった感じです。ケーススタディの議論は教授の腕の見せ所で、学生の意見を角度や深さを変えながらうまく引き出し盛り上げていかなければなりません。みんななかなかの盛り上げ上手です。また、学生も非常に活発で我先にと手を上げて意見を言います。おもしろい反面、こうしたアメリカン&ビジネスライクな感じが、伝統ある英国教育の中で経営学が学問としての地位をいまひとつ確立できていない理由なのかもしれません。

ケーススタディは基本的に実企業について、事実を書いていますが、高々10-20ページほどの論文なので、かなり作成者の意図によって簡略化され、重要な別の視点がごっそり抜けている場合もあります。そのため客観的な事実確認や調査目的でこうした論文を参考にすることはあまりお奨めできません。また、日本の企業も結構でてきます。Sony, Toyota, Hondaなどはその代表選手ですが、我社のはあまりないだろうな...子会社のDなら結構ありそうですが。

とりあえず、今週は、土日返上で課題全てに全力で取り組んでみました。さすがに疲れました。ケーススタディの進め方など実際の授業の様子から、課題の取り組み方をもう少し効率化できなことが分かりました。ということで、日曜は休みをとって子供をLEGOランドに連れて行きます!

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