24.9.07

イギリスでの事務処理

ここ最近,引越しの関係もありいろいろと解約など事務処理をお願いすることが多くなってます.やはりイギリス,遅い&でたらめ.時間がない身にはとてもストレスフルです.

例えば,電話回線の解約.現在,BTの回線を使っているのですが,その解約のために,電話しても自動案内でぐるぐる回され,やっと解約の項目にめぐり合えたかと思うと,30分ほどへんな音楽を聞かされ,やっと出たので一通り説明するも,また違う部署にまわされ,そこでも最初から説明させられ,再度,待たされて,二度と電話が出られることがなかった....かなり意図的な感じ.

イギリスではよくあることなのですが,どこも解約をなんとか阻止しようと必死のようです.例えば,どうやって解約するかに関しては,ホームページなどで,かなり細かいところまで探さないと見つけられないと思います.

結局,苦情メールで解約の依頼を送信.しかし返事が来ない.1週間ほどして,忘れたころにやっと返事が来た.解約の理由を尋ねてきた.I'm going back to Japan! Do you need any other reasons? と回答.それからまた2週間ほど回答が来なかった.また,電話するかと諦めかけていたとき,解約処理が無事受け取られたとのメールが届いた.しかし,油断は禁物.きっと解約日になっても解約されてなく,電話できるんだろうな.こちらも,すでに自動引き落とし解除の手段は講じている.自分の身は自分で守ります.

それに引き換え,NTTはちゃんとしていた.帰ってすぐネットを使いたいので,帰国日にあわせて工事の依頼を行った.その日のうちに担当者からメールで連絡があり,機材の手配,工事の日時の確認がとれた.また,ロンドンでも,やはり日系企業の対応は,日本の水準に近く,快適である.車の保険,インターネットプロバイダ,引越しなどちゃんとしている.

ロンドンでのその他のトラブルは,去年購入した車の登録所が未到着 (車の個人販売に必要),オンラインで購入した商品の数が足りない,トラブルではなく仕様なのですが,不在で郵便・宅急便を取り損ねると,その日はもちろんのこと,午後早く連絡しないと,明日も無理となり,あさっての受け取りになってしまう.宅急便の意味がない.帰国間際は大変困る.

よく,外国企業が日本に進出してもあまりうまくいかなかったり,逆に日本企業が海外進出してもうまくいかなかったりするケースがありますが,こうしたサービス品質に対する考え方の根本的な違いが大きな原因の一つかもしれません.日本人からすれば日本のサービス水準は当たり前なのですが,欧米,さらには発展途上国からすると,とてつもなく高いレベルだと思います.

イギリスも,経営層はとても優秀なので,いろいろ質のいいサービスを設計まではできますが,実際にオペレーションする層の意識が低すぎて,実装できてないのかもしれません.ただ,日本も確実にオペレーションする層のレベルが落ちてきているので,ちょっと怖いですが.



これでも,他の人に比べると,私は,トラブルが少なかったほうだと思います.

ラベル:

Cambridge小旅行

9月23日

最後の日曜ですが,天気もよかったので,軽くドライブがてらCambridgeに行ってきました.ロンドンからは車で1時間半ぐらいの距離です.Oxfordにつぐ歴史ある大学として有名ですが,去年いったOxfordに比べると,天気のせいもあるかもしれませんが,明るくおしゃれな感じがしました.また,(ほとんど京都のお土産やのような店が多く存在する)Oxfordと比べるとそれほど観光地化されてなく,いい感じでした.



ここがカレッジの中でも有名なKing'sカレッジ.荘厳な感じの建物で,大学と宗教とが非常に強く結びついていたことが分かります.

こちらは,Trinityカレッジでニュートンが学んでしたカレッジです.


Cambridgeとは,Cam+BridgeでCam(ケム)川の橋という意味があるようです.そのケム川では,貸しボートがあります.早速借りてみましたが,結構難しく,斜め,横,反対!とわずか200mほどの直線距離をくねくね蛇行運転しました.


船を下りた後,一人で船を上手に漕ぐおしゃれなおじいさんを発見.Cambridge大卒業生か,船漕ぎ屋のOBか,あるいは機械工学科の最新ロボットのどちらかで しょう.そういえば,我が母校の大阪大学の食堂にも,一瞬にしてトレーに取った複数の小皿料理の値段を合計し,同時におつりまで握り締めている,ものすご いおばちゃんがいた.その人についても「生物工学科の研究成果」だとか,「この前ハングアップして"420円,420円,420円...."って繰り返し ていた」などのうわさが絶えなかったなぁ.

ラベル: